未来のあたしは、無色透明

染まった気でいた。 色はもう確定していて、動かすことはできない。 東京のビル群を眺めながら、あたしはペットボトルの水のラベルを剥がす。   なんて透明なのだろう。   16歳、あたしは何も知らなかった。 26歳、きっと変 … 続きを読む 未来のあたしは、無色透明