小学2年生がアリを潰さない物語
「え、私? 女子高生だよ、お姉さんってこと。かなだよ」 ゆうたくんには知らないことがいっぱいある。 はーあ、ぼくはまた会えるのかな。 あんなに泣いていたセミさんたちは、もういない。 お母さんが言っていた、セミさんたち...
「え、私? 女子高生だよ、お姉さんってこと。かなだよ」 ゆうたくんには知らないことがいっぱいある。 はーあ、ぼくはまた会えるのかな。 あんなに泣いていたセミさんたちは、もういない。 お母さんが言っていた、セミさんたち...
いやぁ、暑すぎませんか。 こんなの溶けてしまいそうです。 どうしましょう。 身体が重たいです。 はー、面倒ですが、仕方ないですね。 ぬくぬくとエアコンの効いた部屋で6年間も過ごしてた、生粋のインドア派である僕ですが、やる...
セミとおじさん ぼくはセミの鳴く時期になると、いつもこの話を思い出す。 思い出と呼ぶには、あまりにも怖い、そんな出来事。 それはすごくすごく、暑い日の朝。 背後には誰もいないはずなのに、背中をそぅっと撫でられるような、そ...