秘密めいた夜を二つ上の女性と歩く
その人はとてもお喋りで、まるで隙間を怖がるかのように、深夜の住宅街で言葉をこぼし続けた。 二つ年上の彼女の横顔。 自分自身の話を絶え間なくしているように見えて、本当はこちらを窺っているような。 気取るでもなく、媚びるわけ...
その人はとてもお喋りで、まるで隙間を怖がるかのように、深夜の住宅街で言葉をこぼし続けた。 二つ年上の彼女の横顔。 自分自身の話を絶え間なくしているように見えて、本当はこちらを窺っているような。 気取るでもなく、媚びるわけ...
二人でしっぽり飲む、というのもとてもすてきなのだけれど、二人で夜のドライブに行く、というのがもっともっと、すてきだとぼくは思う。 ぼくは車を持っていない。スマホ一つで、どこでも簡単に車を借りられる、カーシェア。その恩...
はー、今日のゆんさんとの飲み、楽しかったなぁと僕はひとりごちる。 いっぱいワインを飲んで、いっぱい笑って、名残惜しさに後ろ髪引かれる思いでの解散。 心地いい。 もう30歳になったのだと、にわかには信じられなかったけれど、...
暗い話にはならないと、前もって言っておきます。 最近、違国日記という漫画をだいじな人にすすめられて、すごくすごくだいじに読んでいる。 こんなにくるしくならない、”苦しい“を描いている作品に今まで出会ったことがなくて、...
こんにちは、夜更け大好きようすけです。 夜のどうにでもなってしまいそうな暗さに引きづられそうになる瞬間って、クセになりませんか? わざとじぶんで落ちていく、でも明日が晴れなのを知っているから大丈夫。 最近読点、、...