音楽で涙を流すやつが嫌いだった物語
Not Alone 「誰かの歌をきいて、涙を流すなんて、嘘だと思ってた」 「うそ?」 「うん、嘘。たかだか4分間の音のつらなりで、心が動かされてたまるかって。だれも4分の短編小説とか読切漫画とかでは泣かないでしょ...
Not Alone 「誰かの歌をきいて、涙を流すなんて、嘘だと思ってた」 「うそ?」 「うん、嘘。たかだか4分間の音のつらなりで、心が動かされてたまるかって。だれも4分の短編小説とか読切漫画とかでは泣かないでしょ...
「いや、お前はすごいよ」 「え、そう?」 彼はいつだって真剣な眼差しだ。 いつもぼくを肯定してくれる。 ぼくは彼と過ごす時間を、褒め褒め会と呼んでいて、毎月楽しみにしていた。 負け犬の傷の舐め合いだって? うるせえ、...
暗い話にはならないと、前もって言っておきます。 最近、違国日記という漫画をだいじな人にすすめられて、すごくすごくだいじに読んでいる。 こんなにくるしくならない、”苦しい“を描いている作品に今まで出会ったことがなくて、...