自分の感性を信じられる人が憎い/I envy people who can trust their own sensibilities
センスって、罪だなとふと思う。 つらつらと、また迷ってしまうかもしれない自分を叱咤激励する意味も込めて、着地点もわからずに言葉を書き綴る。 綴(つづ)るだなんて漢字、書けもしないくせに。 I think it’...
センスって、罪だなとふと思う。 つらつらと、また迷ってしまうかもしれない自分を叱咤激励する意味も込めて、着地点もわからずに言葉を書き綴る。 綴(つづ)るだなんて漢字、書けもしないくせに。 I think it’...
セイカイセカイ 彼女はみてる 身てる 実てる 魅てる 深てる 満てる Me tell うわべウワベ上辺 表面をすくい、何者でもないじぶんをみる じぶんをみられる そんな気分 適切な言葉を探す 正しく伝わってほしい...
「ゆきこさん、理由をつけてよ、僕が歩くの遅い理由」 「え、何それ。お腹が痛いから?」 「お、いいねそれ」 「いいの、それ」 「たしかにお腹が痛い気がしてきた」 「だめじゃんそれ! うーん、そしたら、地面の感触を確かめて歩...
君の顔が好き 強がりなその見た目と正反対 優しい目で笑う君の顔 校則ギリギリなリップとネイル 優しさでくるまれた乱暴な言葉 都会(まち)の窓ガラスの光 反射して君の髪染める 君の顔が好き 強がりなその見た目と正反...
君と一緒のとこなんてないんだよ 怖がり、まっすぐ、人が好き 引き替え、わたしは正反対 ただ自由になりたいだけ ただ自由になりたいだけ “自由”で不自由してるわたし 窓ガラスみたいに光を反射してる “誰か”になりたくな...
赤黄青色 君は何色 わたし確定している わたし確定している 新芽の緑 それとも黄色 どちらでもあって、どちらでもない 君は何色 萌黄色 大人になりたい そう願うのはきみを知らなかったから 色づいてると思ってたわたし ...
美しく在りたいのは悪いこと 大人はみんなそう言うけれど きみはわたしを見てくれる 何も言わずに、まっすぐとしたその目で 一人でいたいのは悪いこと 子どもじゃないと言うけれど きみは子どもでいてくれる 色変えられたんだ...
きみがわたし色をとかすから 大人や自由、憧れた美しさ 曲げられない気持ち 曲げないための理由づくり きみがわたし色をとかすから 共感ややさしさ、そんなのいらない 小さな手のひらいっぱい 溢れるほどの無謀が...
「プレゼント、見つかった?」 「わぁっ、ゆきこ先輩近いっす!」 のけぞるぼくを見て、彼女はケラケラと笑う。 細い手首にはシュシュ、ネイルは水色とピンク。 ゆきこ先輩は今日もギャルい。 そしてめっちゃいい匂いがする。 シャ...
染まった気でいた。 色はもう確定していて、動かすことはできない。 東京のビル群を眺めながら、あたしはペットボトルの水のラベルを剥がす。 なんて透明なのだろう。 16歳、あたしは何も知らなかった。 26歳、きっと変...