魔法使いは朝眠る
都会の光をものともせず、紺色の空には美しい星が見えて、彼は満足そうに笑った。 魔法使いは、夜空に輝く星々をこよなく愛していた。星々の輝きは、彼にとって魔法そのもの。 しかし、魔法使いは同時に夜を深く恐れている。 星屑一つ...
都会の光をものともせず、紺色の空には美しい星が見えて、彼は満足そうに笑った。 魔法使いは、夜空に輝く星々をこよなく愛していた。星々の輝きは、彼にとって魔法そのもの。 しかし、魔法使いは同時に夜を深く恐れている。 星屑一つ...
善い行いをすると嬉しくなる。 人に優しくすると優しい気持ち。 桜は綺麗。 そんなことを素直に感じられる自分って、やっぱり趣(おもむき)深い。 頑張ってる人を応援したい。 他人から悪口を言われても気にしない。 あぁ、好...
初対面の人たちとしばらく話した後、プライド高そうって言われた。 え、まじ? って思った。 ぼくってプライド高そうに見えるのだろうか。 てか、人が人にプライド高そうって言ってる時って、どんな意味を含んでいるのだろう...
スーパー銭湯へと数年ぶりくらいに行って、おっさんの量に驚いた。 中学の頃は、よく母とスーパー銭湯に行っていた。 岩盤浴と漫画休憩所があれば一日中飽きることはなかったし、読みかけの本を持っていって、休憩所で読み終えてか...
あいも変わらず、悩んでいる。 何を書くべきか。何を書かざるべきか。 ずっと作家になるのが夢だった。 小学生のころから。 その夢から覚めたことはなく、願いつづけ、焦がれつづけている。 ただ、自分の中にある”...
考え過ぎてしまうことが何の腹の足しにもならないことは、考え過ぎてしまう人たちにとっては周知の事実だった。 多分、考え過ぎてしまうような人が、鬱になるのだろう。 文豪が考え過ぎた挙句の果てに死を選んだように。 人を...
よいは過ぎ 密かに光る おぼろ月 慣れぬ横顔 ただ紫煙を追う 泡はじけ 毛先の跳ねる 星月夜 解けた髪に 流れ星を見る 熱つらし 陰性さりとて 薬なく 薄れゆく意識の中 キングダムを観る
美しさ 遠く見つめる 透かし百合 大地に燃ゆる 黒き太陽の目 波の音 雨あし強く かき消され 冬凪焦がれし 白吐息の君 夏冬や 季語もわからず ググりたり 春秋及ばず アレクサお休み
年下の友人に、会話のテンポを作るのが上手な子がいる。 失礼ながら、最初出会ったころはドジっ子なイメージが強くて、素直でおバカな人なだけだと思っていた。 彼女は、同意するのがうまい。 人が肯定してほしいところを捉えるのが上...
きみがわたし色をとかすから 大人や自由、憧れた美しさ 曲げられない気持ち 曲げないための理由づくり きみがわたし色をとかすから 共感ややさしさ、そんなのいらない 小さな手のひらいっぱい 溢れるほどの無謀が...