夜の都内ドライブデートはどこがおすすめ?

人生をペアでもっと面白く! PairStylesのようすけです。

今回は夜の東京ドライブデートのおすすめと、なんで二人でのドライブってすてきなのかをご紹介したいと思います。

それでは早速、いってみましょう!

結論、というか終わり:ドライブおすすめの場所はここ

お台場海浜公園(ほとんどの人が行き尽くしてる可能性あり)

城南島海浜公園 (羽田空港の近くなので飛行機好きにはたまらない)

葛西臨海公園(真っ暗なので怖いかも)

東扇島東公園(暗い。浮島の工場夜景を見たいなら別の場所がいいかも)

海ほたるPA(高速料金かかっちゃう)

等々力渓谷(真っ暗な森。ここも結構怖い)

豊洲ぐるり公園(新しい。めちゃめちゃ広くて結構明るいので、今はここが一番楽しいかも)

  

どの場所も基本24時間入れるのと、駐車場が近くにあります。

おすすめの理由とか色々詳細についてはめちゃめちゃ長くなっちゃうので今度にして、今回は二人での夜のドライブをおすすめする理由を言語化したので、ぜひみてください。

夜のドライブのエモさを思い出す

二人でしっぽり飲む、というのもとてもすてきなのだけれど、二人で夜のドライブに行く、というのがもっともっと、すてきだとぼくは思う。

ぼくは車を持っていない。

スマホ一つで、どこでも簡単に車を借りられる、カーシェア。

その恩恵を一番に受けているのは、ぼくかもしれない。

行き先はいつも特に決めず、夜の東京で、車をあてどなく走らせる。

夜といっても、街は人工的な光で明るく照らされていて、車通りも少ないわけではない。

東京から離れて、少し郊外の方に行くと、とたんに周りは静かになった。

窓をあけると、冷たい風が入ってきて、澄んだ空気が、髪をぶわぁっと散らす。

運転をするのは好きだった。

ただ、載っている人数が増えると、どうしても雑になってしまう。

だから二人だけのドライブは、もっともっと好きだ。

アクセルをゆっくり踏みながら、隣に座る人が、居心地よくいられているだろうかと考える。

信号が赤になって、横を向くと、彼女と目があって、ぼくは不思議な気持ちになる。

なぜだろうか。

車の中での無言って、ぜんぜん苦にならない。

むしろ居心地が良くって、お互い目も合わせずに、アクセルを踏むたびに変わる景色を、ただぼんやりと見ている。

お酒って、上昇していく楽しさがある。一緒にどんどんマヒしていって、笑い声が大きくなっていくような、そんな幸せ。

ドライブは、下降していく楽しさ。どんどんうるさくなくなって、静けさがやってくる。

落ち着いていて、優しくて、どうしようもなく、慈しみにあふれている。

ある夏の夜、城ヶ島公園に二人でドライブしたことがあった。往復で5時間ぐらいかけながら、ぼくらはたくさんの話をした。

車の中って不思議で、沈黙が苦にならないのと同じくらい、たくさんのことを話したくてたまらなくなる。

公園といっても、とてもとても広い場所で、神奈川の南の方にある島。

深夜三時、真っ暗闇の中、携帯電話の明かりだけを頼りに、階段をおりる。

そこには、たくさんのおっきな岩と、すごく小さな砂浜があった。周りには何もなくて、とてもこじんまりとした場所。

靴を脱いで、膝まで海に浸かって、勢いよく寄せては返す波を、ぼくらは見ていた。

サンダルをなくした、と彼女は言った。

海にさらわれたのだと、そう言った。

ぼくらは焦って、互いにびしゃびしゃになりながら探して、サンダルを見つける。

濡れねずみになった互いを見合って、ぼくらは声を出して笑った。

そんなことを、思い出す。信号が黄色から赤に変わって、車がとまる。

渋谷のスクランブル交差点でとまりながら、行き交う人々を見た。

どこかに行きたいのだと思う。

ここではないどこか。

ぜんぶぜんぶ、逃げだしてしまって、何もかも投げだして。

今この瞬間が、あともう少しだけ、続いてくれればいいなあと思いながら、ぼくはゆっくりと、アクセルを踏んだ。

   

  

  

関連記事↓