ガールズバーに行ったら奇跡がおきた

どうも、PairStylesのようすけです。

 

今回は下北沢にあるガールズバーで出会った方の話をします。

めちゃくちゃ美人さんでした。

まさかプライベートで飲みに行くことになるとは思わなかったので、その経緯をお話したいと思います。

それではさっそく、いってみましょう。

 

そもそも夜のお店って面白いの?

ぼくは初対面の人のお金、友だちのお金、じぶんのお金のそれぞれで夜のお店にいったことが何度かあります。

 

でも、あんまりハマらないんですよね。

行こうよと言われればぜんぜん行きますし、会話するのはとても好きなのですが、楽しかったなぁって思うことがあまりありません。

なんでなのかなぁと思いながらも、年に1回くらいは友だちとかと行くことがあったんですが、ついにその理由がわかりました。

一つは継続性、そして二つ目はお金。

 

結局、そこに継続性がないんです

会話とか、人間関係って、前も後ろもあるから面白い

その場しのぎの会話。

どうにもならない雑談やくだらない冗談だって、過去のこれまでを過ごした友だちだから面白くて未来これからも先、一緒にいると思えるから楽しい

 

現在の”ただ今”を過ごすことって、よっぽど刺激のあるものや興味をひくものでない限り、面白いものではないのだと気付きました。

 

二つ目は、お金

当たり前なんですけれど、これって商売なんです。

だからサークルとか、友だちの友だちとか、同じ会社の人とか、そういった人たちとはぜんぜん違う。

1時間、同じ空間でその子と会話をすることにぼくらはお金を払っている。

 

時給という、どんな行動をしていても同じ”時間”で対価を支払われます。

そして、お客さんからドリンクをもらうときのバック(ガールズバーはお客である自身は飲み放題だが、ついてくれる女の子のドリンクは有料なお店が多い。その際、スタッフがお客に許可をもらって自身のドリンクを注文してお店からお金を得ることをバックという)で給料アップを狙います

 

いかにこの時間を経過させ、ドリンクをもらえるかが重要になってくるんです。

 

食事や買い物、人はお金を払って対価を得ますが、それではガールズバーにいってぼくらが得ている対価はなんでしょうか?

たわいもない会話雑談をして、リラックスすることなのだとすれば、それは一回きりの初対面の人とでは叶いません

 

相手(店員さん)の存在条件がお金を支払うことであり、お客さんが求めていることが上記であるとき、対価が得られるのは継続して通った場合だけなんです。

だから、ガールズバーにいくたびに「楽しくないなぁ」と感じ、なんならちょっと疲れて帰るんだと思います。

 

それでもガールズバーにいったんですけどね

下北沢でファッションスナップを撮っていたぼくらは、2人組のいい感じの人が見つからず、苦戦してました。

時は過ぎゆくばかりで、外は身を切るような寒さ

友だち2組に出くわすまさかの偶然が重なるも、あとは鳴かず飛ばず。

萎えていたところ、せめて一枚でも撮れないかと下北の街をうろうろしていたところ、ガールズバーの客引きの女の子がいました。

 

「ガールズバーいったことないからいってみたいんだよね」

とぽつりとこぼした相棒の言葉に、ぼくは耳ざとく反応します。

「え、じゃあ行こうよ。連れてってあげる」

「いや、別に…」

「お願いだよ、このままじゃ帰れない」

下北沢まできて、ファッションスナップも撮れず、何もありませんでしたじゃあ話のネタにもなりはしません。

また、このときぼくはガールズバーの面白くなさを言語化できておらず、ただ漠然と感じていただけだったため、再びガールズバーにいってみたい気持ちに駆られていたのでした。

色々ごたくを並べましたが、きれいな女の子と話すのはいつだって楽しいはずです。

   

下北の駅から遠ざかっていく方に歩いていると、大きな黒のダウンジャケットを着た客引きの女の子がたくさん見えました。

「てか下北にガルバなんてあるんだ」

「略すな。ガールズバー、な」

「どれにしようか」

「どれでもいい、てかいかなくていい」

ぼくらは一番賑わっている通りの端まできたところで、すてきな2人組に一度ファッションスナップを撮らせてもらいました。

「もうここ入るか」

そのまま、とくに決め手もなく、客引きの女の子に声をかけたのです。

「2人でお願いします」

「あ、2人ですねー、ご案内します」 

 

店内は地下にあり、どこかパンクロックの世界観を感じさせました。まあ、パンクもロックもよくわかんないけど。

最初についてくれたのは外で客引きをしてくれたゆーさんと、店内にいたあーさん。

40分でワンセット、お店側からの時間の計測はなく、時間が過ぎれば自動延長とのこと。

ぼくらはビールを頼んで、乾杯をしました。

5分ほど話したところで、

「すみません、喉渇いちゃって、ドリンクいただいてもいいですか?」

ときかれました。

すかさず相棒が、

「あぁ、気づかなくてごめんなさい。全然大丈夫ですよ、好きなの頼んで」

と言ったのです。

いや、ワードチョイス丁寧でかっこいいな。なんでそんな自然に言えるんだよ、と思いながら、ぼくは心の中で頭を抱えました。

「おれが言いたかった…」

 

そんなこんなで、あっという間に40分がきてしまいました。

やっぱり下北沢ということもあってか、お店の女の子もバンドをやっている、またはバンドについてよく知っている方が多く、興味深かったです。

客層もやはり若い人が多いみたいです。

最初にお店に案内してくれたゆーさんが、今月別れたばかりということで、その話をぜひ取材させてくれないかと言い、名刺を渡しました。

彼女は名刺を受け取り、

「これ、どこに連絡すればいいんですか?」

と笑いながら言いました。

「メルアドがあるので、そこにぜひ連絡してください!」

「メールアドレス、な」

ぽつりとこぼす相棒の言葉は無視します。

 

お店を出て、駅へと向かう道すがら。

ぼくらは白い息を吐きながら、手に持った使い捨てカイロをしゃかしゃかと振っていました。

「え、連絡くるのかなぁ」

せめてラインをきいておくべきだったか、とぼくは少し後悔をします。

わざわざホームページをみて、メールアドレスに連絡してくれるとは到底思えませんでした。

「あれは絶対くる」

「まじ?」

相棒は何ともない顔をして、夜空を見上げていました。

「なんでわかるの?」

「……」

「ねえってば」

 

その数日後。

実際にメールがきて、ぼくらは取材を行うことになったのでした。

続きはまたいずれ。

 

 

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