凛とした人という言葉が頭から離れない
凛とした人、ときいて何を思い浮かべるだろうか。 毅然とした態度、強い気持ち、くっきりとした輪郭には、揺るぎない自分らしさがあるように見える。 凛とした人、と言うと、かっこいい大人の女性のイメージがでてくるけれど、男性を想...
凛とした人、ときいて何を思い浮かべるだろうか。 毅然とした態度、強い気持ち、くっきりとした輪郭には、揺るぎない自分らしさがあるように見える。 凛とした人、と言うと、かっこいい大人の女性のイメージがでてくるけれど、男性を想...
転職活動は思っていた10倍、難航していた。 職務経歴書の自己PR欄に何を書けばいいのかがわからない。 自分の今までのキャリアが、スキルが、どう活きて、入りたい企業に貢献できるのかがわからない。 というか、入りたい企業って...
その人はとてもお喋りで、まるで隙間を怖がるかのように、深夜の住宅街で言葉をこぼし続けた。 二つ年上の彼女の横顔。 自分自身の話を絶え間なくしているように見えて、本当はこちらを窺っているような。 気取るでもなく、媚びるわけ...
優しさに 枕を濡らす 雪しぐれ 遠回り 茜さす道 春出会う 車きて 陽だまりひいて 散る光 濡れガラス シャボンを弾く 軽やかさ
増築を繰り返し、意味のわからないほど大きく、広く、複雑で、ごちゃごちゃした、旅館でダンジョンみたいな居酒屋の畳の匂い。 以前から何度か会ったことがあって、そのたびに夜遅くまで飲んでいたのだけれど、まさか誕生日を祝う場にも...
壊れる前に離れようとしたのだけれど、上手くいかなかった。 なんで帰るのって、言われて、あれ、と思う。 もう時間は夜遅くて、帰ることに不自然さはないはずだったけれど、どうやら違ったみたい。 なんだか途中で帰るなんて無責...
どんな感情なのかもわからず、歩き続ける。 ぐしゃぐしゃ。 ぐしゃぐしゃ。 ぐしゃぐしゃ。 悔しかった。 熱かった。 すごいと思った。 もっと頑張りたかった。 その炎の熱にあてられて、どうにかなってしまいそうになる。 言葉...
三人姉妹の末っ子の友だちとタイ料理を食べにいったとき、レストランの中で彼女はこう言った。 「世界って、本来は夫婦が二人子どもを産めばいいわけじゃん? つまり、3番目の子どもっていうのは、要らないんだよ。世界の搾りかすみた...
軽はずみな願望を胸に抱えて 今日も生きる 褒めてほしい 感謝されたい 認めてくれたっていい 誰でもいいから 甘くコーティングされた優しい言葉を 私に呑ませて 呑まれてみたいの 覚えたての願望を頭描いて 明日も生きる ...
苦手な人はあまりいないと自分では思っていたのだけれど、過去振り返ると、なんだかなぁ、少し苦手だなと思うのは、愚痴を言う人が多かった。 愚痴を言うことは悪いことではない。 あれが嫌だ、これが嫌だと、あの人のここが嫌い、...