こんにちは、タバコ大嫌いようすけです。
好きなものは数多くあれど、嫌いなものはあまりないのですが、タバコは嫌いです。
くさいので。
マリファナは合法の国や容認されている国もあるため、日本国外との繋がりや関わりが多いと話題にのぼる機会が何度かあって、その中でマリファナを規制する日本という国を批判する声も多く耳にしてきました。
「マリファナはタバコや酒よりも害がないのに違法なのはおかしい」
「日本の政府は既得権益に群がってるんだ」
など。
マリファナ使用者が必ず主張してくるのは、
「マリファナはタバコや酒よりも害がない」
ということ。
逆にこれくらいしか言ってきません。
これくらいの知識しかないんでしょうね。
ぼくは肌感覚で、つまり何の証拠も根拠もなく、マリファナは日本では非合法でよいと思っていて、マリファナ使用者のそういった主張（害が少ないのに違法はおかしい）に一種のトンチというか、それっぽいことを言うことで反論、反対意見を主張していました。
でもそれっぽいことで丸め込んでも意味ないし、（マリファナ合法化を主張する人たちに）事実ベースで論を展開してみたいなと思ったので色々ネットで検索してみたんですけど、色んな情報がありますね！
マリファナは合法化するべきか否か。
なんだかよくわからないけれど、調べていく中で極端な意見が多すぎたのでバカらしくなって、真面目に考えるのはやめたので、不真面目にぼくなりの結論を出そうと思います。
先に結論を述べると、合法化するべきではない。です。
そして少なくないマリファナ使用者たちの主張である、
「マリファナはタバコや酒よりも害が少ない」
は正しくない。です。
そもそも法律なめてね？って思う
そもそもの話なんですが、メタっぽい感じにはなりますが、法律で多くの国によって規制されているものが、既得権益や誰か一人の都合で決められているわけなくないですか？
家のルールとか、じぶんルールとはわけが違いますよね。
色んな人が考えた上で法律は作られている。
そんな中で、日本のみならず多くの国でマリファナというものが規制されてきたという事実は見逃せませんよね。
逆に言えば、今少なくない国々がマリファナを合法化させている事実ももちろんあるわけですが、そもそも規制されてましたよね？
この規制されていたという事実から、マリファナには少なからず、メリットと同じくらい、もしくはそれ以上のデメリットが存在する可能性があることがわかります。
だったら、日本では違法であることを理解し、大麻取締法によって日本人が国外で大麻を所持することも違法だということを理解した上で、マリファナについて正しく認識し使用する（※大麻の使用を助長する意図はありません）必要があるとは思いませんか？
そんなことも怠って、マリファナ常用者の言う、
「大麻はタバコより無害。日本で違法なのはタバコ会社が儲かりたいだけ」
という言葉を鵜呑みにして、マリファナを使用することは愚かだとぼくは思っています。
何が言いたいかというと、
「法律でダメってなってるんだから、そこには一定の根拠と理由があるだろぼけ！ 違法であるにも関わらず正しい認識をしようともせずに大麻の啓蒙活動してんじゃねえよ！ 勘違いやろうが増えるだろばか！！」
となります。
まあ正直知ってる人がマリファナ吸ってようがなんだろうが、直接的に害があるわけではないので特に問題はないというか気にしないんですが、偏った情報はなんだかムズムズするので、
「マリファナってチルくていいよね、グローバルではスタンダードでしょイェイ」
っていう意見と、
「大麻？ 法律で禁止されてるんだからダメでしょ！」
っていう両極端な意見とは異なる主張をしてみたいと思います。
タバコや酒より害が少ないは真実か？
ここにニュージーランドでの大麻の研究があります。
大麻による健康被害研究の決定版 ニュージーランド疫学調査から得られた知見
正確にはその研究について日本語でまとめて分析したものになっています。
これ結構面白いし読みやすいので、おすすめです。
ニュージーランドって、ぼくも高校の頃に1年間留学していたのですが、マリファナがかなりカジュアルな存在だと思いました。
ニュージーランドで友だちになった台湾人の男の子は気軽にマリファナ吸ったり買ったりしてましたし、現地に住んでいるニュージーランド人にきいたところによると、マリファナの使用が警察に見つかっても、取り上げられるだけだそうです。
日本で路上スケボーしてる方がよっぽど怒られますよ。
そんなニュージーランドでは、おそらくマリファナに関する調査に国民が答えやすいのでしょう。
研究では、マリファナが及ぼす健康被害や社会的影響について言及がされていました。
その研究でぼくが興味深いと思ったのは、車の運転に与える影響について。
別のネット記事で、マリファナの使用による運転事故率は2~5倍あがり、飲酒による運転事故率は7,8倍と記載されているものがありましたが、研究においては実際にマリファナの影響による事故リスクは2.25倍高く、大麻使用での運転の申告は飲酒運転の2.5倍高いという結果でした。
アメリカのマリファナが合法になっている州では、マリファナ使用での運転は禁止されていますが、その事実を知らないアメリカ人も多くいるそうです。
あぶない“ハイ運転”。マリファナ合法化、「はぁ〜」で取り締まるのは飲酒運転だけじゃない？検出器スタートアップも続々登場
一見、興奮状態になりそうなお酒と違って、リラックスするマリファナは運転を妨げないとも思えますが、判断力の低下や無気力感の増大など、大麻使用時の運転事故リスクは決して低くないでしょう。
ダニーデン研究は、大麻の常用が社会・経済的地位の低下と関連していると示しています。大麻依存と診断さ れた人々には、経済的困窮、生活保護受給、クレジットカードの不渡りなどの問題が多く見られ、職場での問題 や人間関係のトラブルも多かったようです。大麻使用量・依存期間と社会的困窮には量ー反応関係が認められ ました。
大麻による健康被害研究の決定版 ニュージーランド疫学調査から得られた知見
興味深いことに、大麻依存が社会的困窮に繋がる程度はアルコール依存より強度でした(職場や人間関係のト ラブルでは同じような振る舞いが観察されました)。これは従来考えられている知見(大麻はアルコールより安全) と矛盾するものです
いや、結局数字からみてもアルコールの方が健康や社会に対する悪い影響が大きいのでは？
と思うかもしれないけれど、今回の研究においては上記のように、大麻はアルコールよりも安全だとは結論づけていません。
ただ、同じように大麻の方が危険であるという結論にもなっていないところは無視してはいけないでしょう。（詳しくはぜひPDFを読んでみてください）
また、マリファナ使用者の主張で、
「大麻は医療用にも使われているものだから安心だし、より多くの人が合法化によって救われる」
というのがありますが、こちらも少々疑問がでてきます。
これもまた別の記事で見たのですが、医療用大麻の合法化は、嗜好品としてマリファナを使用している人たちの助けにはならないというものがありました。
医療用大麻はもちろん治療目的に使われるため、使用する量が定められており、マリファナ使用者が気持ちよくなるために使われている用途には合わないからです。
だから医療用大麻が合法の国でも、結局覚醒剤などを混ぜた違法のマリファナが流通してしまっていることもあるのだとか。
睡眠薬や抗うつ剤だって当たり前に病院で処方されますが、一般で手に入れることはできないものも多くありますよね？
睡眠薬を飲みすぎたら死ぬ場合だってあります。
なので、医療用に大麻が使われているからといって安心・安全だというのは間違った主張なのではないでしょうか。
とか色々考えてたら面倒になった
調べるときりがないんですよね。
だから真面目に考えるのやめました。
とりあえず、元も子もない結論。
「酒やタバコの規制に比べて、マリファナは厳しすぎるって言うけれど、それは正しい間違いない！
でもそれって、だからマリファナも緩くしようねという結論にはならないよね。
つまり酒やタバコの規制が緩すぎるのであって（もちろん年々飲酒運転とか路上喫煙とか色々厳しくなってるけど）、これからもっと規制していくべきで、日本としては規制しなければいけない対象が増えるのは面倒だし、酒と違って今も昔も日本には大麻を吸う文化ってのはないんだから合法にしない方が楽に決まっている」
なんですよね。
お酒の歴史は、奈良時代の古事記にまで遡るとも言われていて、地酒も各地にあったから禁酒法なんて広められなかったけれど、それと比べて、大麻を使うという歴史は日本にあれど（のちにGHQによって禁止されたらしい）、大麻を吸うという文化はないんです。
だからわざわざ日本が大麻を合法化することはないのだろうなぁと、てきとーに、不真面目に思いました。
もしかしたら医療用大麻や嗜好品としての大麻を心から必要としている人たちもいるかもしれませんが、
大麻を合法にした方がいい、とか、日本はおかしい、とか
言ってる人たちのほとんどはそういった心から必要としている人たちには思えないので、今回はこういったことを主張してみました。
決まりを守らないで文句垂れてるやつや、
決まりを盲目的に守らせようとするやつじゃなくて、
決まりについて考えて、勉強して、じぶんなりの意見を持つ、そんなやつになりたいなぁとぼくは思っています。
以上、マリファナ(大麻)が日本で合法化されない理由を不真面目に考える
でした！
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