女性は私を拡張してくれる男性が好き
女性の好きなタイプで一番無難なのは”優しい人”で、一番核心的なのは”尊敬できる人”である。 この文脈での優しい人、というのは、 「私がしてもらったら嬉しいと思うことをさ...
女性の好きなタイプで一番無難なのは”優しい人”で、一番核心的なのは”尊敬できる人”である。 この文脈での優しい人、というのは、 「私がしてもらったら嬉しいと思うことをさ...
増築を繰り返し、意味のわからないほど大きく、広く、複雑で、ごちゃごちゃした、旅館でダンジョンみたいな居酒屋の畳の匂い。 以前から何度か会ったことがあって、そのたびに夜遅くまで飲んでいたのだけれど、まさか誕生日を祝う場にも...
壊れる前に離れようとしたのだけれど、上手くいかなかった。 なんで帰るのって、言われて、あれ、と思う。 もう時間は夜遅くて、帰ることに不自然さはないはずだったけれど、どうやら違ったみたい。 なんだか途中で帰るなんて無責...
どんな感情なのかもわからず、歩き続ける。 ぐしゃぐしゃ。 ぐしゃぐしゃ。 ぐしゃぐしゃ。 悔しかった。 熱かった。 すごいと思った。 もっと頑張りたかった。 その炎の熱にあてられて、どうにかなってしまいそうになる。 言葉...
そういえば中学生のころ、ぼくは左乳首を無くすという大事件を起こしたことがあった。 起こしたというか、起こされたというか。 大事件というか、いや確かにぼくにとっては大事件に違いないし、中学の同じ学年中に広まったから大事には...
初対面の人たちとしばらく話した後、プライド高そうって言われた。 え、まじ? って思った。 ぼくってプライド高そうに見えるのだろうか。 てか、人が人にプライド高そうって言ってる時って、どんな意味を含んでいるのだろう...
エモいものしりとりとは、エモいものだけで続けるしりとりのこと。 頭を空っぽにして、何も考えずに一筆書きで書いた文章だったのだけれど、思いのほか伏線を回収できて、しかもきちんとエモいものに仕上がった気がしていて、これを書い...
スーパー銭湯へと数年ぶりくらいに行って、おっさんの量に驚いた。 中学の頃は、よく母とスーパー銭湯に行っていた。 岩盤浴と漫画休憩所があれば一日中飽きることはなかったし、読みかけの本を持っていって、休憩所で読み終えてか...
そんなものはいない。 錯覚である。 わかってくれた気になっているだけで、本当はこれっぽっちもわかっていない。 共感も本当はしていないし、何言っているのか理解もできていないけれど、それでも味方でいようと思う関係とい...
三人姉妹の末っ子の友だちとタイ料理を食べにいったとき、レストランの中で彼女はこう言った。 「世界って、本来は夫婦が二人子どもを産めばいいわけじゃん? つまり、3番目の子どもっていうのは、要らないんだよ。世界の搾りかすみた...