こんにちは、和食大好きようすけです。
先日、渋谷で出会ったロシア人女の子と浅草に行ってきて、着物姿での撮影を行いました。
渋谷で会ったときの話はこちら↓
撮影といってもぼくは素人だしカメラの機材も持っていなかったので、iphone12 pro maxでぱしゃぱしゃと写真を撮るだけ。
事前に浅草で下見を1時間しましたが、それでも正直、かなりヒヤヒヤしながら撮っていきました。
モデルとして人を撮ったことがなかったので。
その時の様子を撮影した写真とともにお伝えしていきたいと思います。
待ち合わせは13時
ぼくと後輩は11時半に待ち合わせをして、下見を開始しました。
事前に調べた撮影できそうなスポットを巡りながら、後輩に実際に立ってもらい何枚か写真を撮る。
だいたい全部見終わったところで、時間はいまだ12時15分。
仕方ないのでぷらぷらしながら時間を潰していたけれど、ぼくらは彼女たちとの待ち合わせまでの時間を持て余していた。
13時になっても二人は来なくて、
「もしやよもやもしや?」
とぼくがこぼしたとたん、インスタのDMで連絡がきました。
「道に迷っていて遅れます……」
そうして何度かやりとりを重ね、ぼくらが彼女たちと合流できたのは13時45分だったのです。
とりあえず来てくれてよかったと、ほっと胸を撫でおろして、ぼくは後輩を紹介しました。
「そしたら、お店予約してるからそこ行こうかー。6分くらいで着くと思う」
こうしてぼくらは四人で歩き出したのでしたが、すっごい気まずい。
歩きながら話すのって難しいですよね、しかも二人はバァー!っとロシア語で話すことも多かったのでなおさら。
なんとか着物やさんにたどり着いて、ぼくらが英語で説明しながら着る着物を選んでいきました。
ダーシャとターニャ、二人のロシア人留学生は半年前から東京の大学にきていて、あと半年したら日本を離れてしまうようです。
写真には映りたくないというターニャは着替えず、ダーシャだけが着物を着付けてもらいました。
紺色の着物に赤色の帯。
背の高いダーシャは綺麗に着こなしていました。
「おぉ、すごい似合ってるね。とてもきれいだ」
どこか緊張した面持ちで階段を降りてきた彼女に、ぼくらはそう声をかけてから、その後すぐスタッフの方にお礼を行ってお店を出たのでした。
まずは雷門で。
ダーシャは姉がプロのカメラマンで写真を撮られなれているためか、こちらが指示を出さなくてもきれいにポージングをしてくれ、めちゃめちゃ助かりました。
その後もいくつものスポットを巡り、写真を撮っていきます。
移動中はお互いの話をしながら、どうして日本に来たのか、日本で何をしているのか、ロシアに帰ったら何をしたいのかなどをききました。
ロシアには何もないから、日本で通訳などの仕事をして暮らしたいとダーシャがいいます。
「まだわかんないけどね」
ゆっくりと歩く彼女は、綿毛みたいにふわっとしていて、どこか秘密めいた笑みを浮かべていました。
「日本にきてめちゃめちゃ変な日本人とかいた?」
「いたいた! クラブでやけにしつこくてうんたらかんたら」
(それ変な日本人っていうか、いやそうだけど、でもどちらかというとクラブによくいる変人じゃね?)
とか思いながら、色々話をしました。
ターニャは日本のアニメが好き。
進撃の巨人のリヴァイ兵長が好きで、ロシア語では「レヴィ」って発音みたいです。
そんなこんなで話をしながらも、たくさん写真を撮りました。
じぶんで思っていた以上に良い写真が撮れたと思えたので、被写体であるダーシャと浅草に深く感謝ですね。
撮影が終わったあと、着物を返して、ホッピー通りで一杯飲まないかと誘うと、快くきてくれました。
そこでもお酒を飲みながら、ロシアの食文化や音楽、そして日本について話しました。
終始、ロシアは何もなくてつまらない、と二人は言っていて、日本のカルチャーへの高いリスペクトを感じられ、なんだか誇らしいような、でもじぶんは何もしてないしその感情はおかしいよな?と思うような。
謎の出会いから謎の会を開き、謎の成果物が生まれた、不思議な1日でした。
最後、ダーシャとターニャと別れながら、もう日本では会わないのかもしれないと、すでにエモい気分になりながら。
こうしてできた不思議な縁をたどって、いつかロシアに行ってみたいな〜と思った夜なのでした。
ちなみにその一週間後、夜20時くらいに渋谷歩いてたら偶然二人に出会って隣に座ったのは、また別の話。
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