こんばんは、PairStylesのようすけです。
みなさん、人生で一度は”世界で一番強い人間”について妄想したことありますよね?
誰も歯向かうことのできない、完全無敵のスーパーヒーロー。
悪いやつはばったばったと斬り捨てて、バカにしてきた級友の命も助けてあげる慈悲深い心を持った、同性異性に関わらずモテモテな最強の人間。
例に漏れずぼくもそんな妄想をしたことのある1人なのですが、10年前のぼくにとっての最強の人間とは、ある女の子でした。
彼女は怒ることはありません。
彼女はすべてを赦します。
彼女はいつも幸せを感じていて。
悪意がひとつもないのです。
ぼくにとっては、そんな人が、世界で一番強い人間でした。
ぼくはすぐに怒るし、たくさんの感情にまみれてしまうし、許せないことがたくさんあります。
タバコを道ばたに捨てる人をみると吐き気がしますし、
だれかに向かってブスという人を罵りたくなります。
そんなぼくにとって、すべてを赦せるあの子は最強で、憧れでした。
でもそんな”最強のにんげん”がいないことをぼくたちは知っていますし、どこかで諦めきっているのではないでしょうか。
世の中はひどい人ばかり
そんな考えにちょっとだけ引きづられるように、おろそかにしてしまう。
人は強くないから。
でも、もしかしたら”最強の人間“はいるかもしれない。
ぼくらが気づかないだけで、日常の中に潜んで、一ミリ近づくくらいの希望をくれるのかもしれない。
あれ、実在するのかもな。
いやまさか。
でも、もしかしたら……?
そんなささやかな予感が、ぼくらをちょっとだけ強くしてくれるのだと、そう信じています。
これが、10年前にぼくの書きたかった
さいきょーのにんげん
です
コメントを残す