マルチとパパ活だったら最終的にどっちがより儲かるのか

最近マルチもといネットワークビジネスを始める人の論理的な思考がわからなくて夜七時間しか眠れていない。

あと、おそらく友だちがパパ活やっている子が、

「私はパパ活に偏見ない」

って言っているのを聞いて一瞬、偉いし優しい人だなと思ったけど、パパ活は多くの場合違法になるから、極論だけど、

「私万引きに偏見ない」

って言ってるのとあんまり変わらないんじゃ……、とか思ってしまって、偏見もくそもないなぁと言いそうになってしまった。

 

マルチっぽいものと、パパ活っぽいものが、違法になる場合というのは、それぞれ二つある。ごめん適当に言った一つだけかも。

マルチっぽいものの場合、そこに商品が介在しないと、ねずみ講と呼ばれる違法行為にあたる。

つまり、化粧品とか、たっかい空気清浄機とかの場合、商品があるので、違法にはならない。

これを指して、国も認めたビジネスの手法、とか言ってマルチの勧誘をする人もいるみたい。

 

マルチ、ネットワークビジネスとは、紹介ビジネスとも呼ばれるように(知らんけど)、特定の商品を紹介して、相手が買ってくれることによって、その数%が自分の懐に入る、というものである。

例えばそれが毎日の消耗品となる化粧品やサプリだった場合、一度紹介し、相手が買い続けてくれる限り、購入するたびにその数%は永遠に自分のもとへと入ってくるのだ。

しかも、自分の紹介した商品を買ってくれた相手が、今度は別の人にその商品を勧めて他の人が新たに買ってくれた場合、買い続けてくれた場合、そのまた数%も自分がもらえるのである(もちろん直接紹介したその人にも数%は入る)。

自分が作ったグループで、同じようにその紹介ビジネスに興味を持った人を集め、組織化し、紹介をし続ける仕組みをつくることで、マルチの人たちが大好きな言葉、

「不労所得」

が手に入るのだ。

こうしてひだり団扇で、悠々自適な生活を送れることを夢見て、このネットワークビジネスを始める人、ビジネス勧誘してくる人、商品を勧めてくる人が後を絶たない。

そしてぼくは彼らを根絶やしにしたい。

 

話すと長くなるので割愛するけれど、ぼくはどうしてもこのマルチで稼げるビジョンが浮かばないのだ。

自分自身が、というわけではなく、今から始める誰であっても、である。

色々な具体的な理由からぼくは、マルチをやっていて友だちのフリして近づいてきてカモ扱いでビジネス勧誘してきた知人に対して、どうして儲からないと思うのかをとうとうと述べ、そして逆にどうして儲かると思うのかを問いただし続けてきたけれど、未だに納得のいく、”マルチを始める理由”というのが見つかっていない。

 

 

パパ活っぽいものが違法になる場合というのは、言わずもがなパパ活女子が未成年だった場合、パパが既婚者だった場合、不特定多数の人との金銭授受の絡む性行為を行った場合(たぶん?)、パパ活女子とパパを引き合わせる斡旋をした場合、と四つくらいある。

あと、売春防止法に基づいて、「何人も、売春をし、又はその相手方となつてはならない。」のだけれど、つまりお金もらって/払って性行為というのは問答無用で違法行為なのだけれど、罰則がないから、ここをグレーゾーンだと捉える人が一定数いるのだろう。

そして、パパ活にもいくつかの種類があるから、ややこしいのだ。

 

お茶するだけ。

カラオケ行くだけ。

お話がしたいだけ。

など。

 

それらは違法にはならないから、まあ両者合意の上でだったらいいんじゃないか、と多くの若い人が思うのもわかる。

でもお茶がしたいだけ、カラオケがしたいだけ、っていうパパってほとんどいないんじゃないかなと思うのだけれど。

パパ活のパパさんはみんな、最終的な目的が性行為なのではないかと思う。

だってお茶するだけ、カラオケするだけ、だったらキャバクラでもスナックでもできる。

けれど、そういったところの人はプロだから、店外では相手にされない。

お店で楽しく飲んで遊ぼうね、と暗に言ってくる。

それで楽しい人などはスナックなどに行くのだろうけれど、お話に満足できない人は、パパ活で素人とお茶からスタートするのではないだろうか。

パパ活の行き着く先は、違法な売春行為。

 

 

では、マルチとパパ活のグレーゾーンについて話してきたけれど、じゃあ実際の本題、マルチとパパ活だったら最終的にどっちがより儲かるのか?

こんなくだらない疑問を夜中に悶々と考えてしまって、夜しか眠れない。つらい。

結論から言うと、どっちもくたばればいい

シンプルに見てみると、それぞれは何を売っているのかというと、マルチは友だちを売り、パパ活は身体を売っている。

異論は認めます。

でも話は続けます。

 

マルチで友だちと儲かりたいから紹介してるだけで、友だちをカモにしようとしているわけではないという主張に対して、いや、でも結論友だちが商品を買ったりマルチを始めたりしてくれたら、あなたが儲かりますよね? お金入りますよね? だったらそれって、一緒に儲かりたいのではなく、友だちを、人をお金に換えてるってことですよね。

というのを聞いた時、たしかになぁと思った。

そして、自分がそう思っていなかったとしても、相手にはカモ扱いされていると高確率で思われてしまうことが、そもそも損だとは思わないだろうか?

ネットワークビジネスを頑張れば頑張るほど、今まで仲の良かった友だちは減ってしまうのである。

これは大損だ。

 

パパ活で自分の身体を売るのは、減るものではないからいいと言う人もいるかもしれないけれど、ぼくはこの稼ぎ方には大きな欠陥があると思っている。

それは、整合性のとれた、法則に基づいた稼ぎではないというところだ。

つまり、パパ活を行うとき、パパ活女子は必ずお金をもらえないリスクや踏み倒されるリスク、死のリスクとともに、なぜかめちゃめちゃ稼げる瞬間がくる、ギャンブル依存のリスクが出てくるのである。

そう、パパ活とはビジネスにはなり得ず、むしろギャンブルに近い。

プロギャンブラーで生計を立てる人ももちろんいるだろうが、ギャンブルにハマって人生儲かってる人はあまりいない。

 

これらの理由から、かろうじてマルチの方が、営業スキルや打たれ強い心、人を人と思わない非人道的な精神などを学び、習得できるという点で、自分一人の人生と考えた時、最終的には儲かっているのかもしれない。

なお、この回りくどい話し方からもわかるように、すべては皮肉でしかないので、本当はマルチもパパ活も、(儲かるの定義は様々だけれど)、個人的には一切儲からず、大損こくと思っている。

 

すべてはどこをゴール設定にして、自分の中でどのようにマルチやパパ活を活用していくのかなので、全面的に否定をするつもりはないけれど、今一度胸に手を当て、手段と目的を違(たが)えていないのかを考えるのが良いのではないかとぼくは思う。

特にパパ活はこちらに実害がないので、好きに生きればいいじゃーん。

でもマルチ、おめーはダメだ根絶やしにしてやる

 

以上、マルチとパパ活だったら最終的にどっちがより儲かるのか

でした。

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